南米ペルー ❙ 大統領選の決選投票
大統領が相次いで交代する！南米ペルーで6月6日、左派のペドロ・カスティジョ氏と右派ケイコ・フジモリ氏大統領選の決選投票が行われます。
３度目の決選進出となったケイコ氏が当選すれば日系人親子２代、同国では初の女性大統領。
カスティジョ氏が勝利すれば５年ぶりの左派政権復活となる。
また、選挙に勝った方が、7月28日に政府のトップに就任します。
政党の支持基盤
ケイコ・フジモリ氏の支持基盤は富裕層・保守層・首都圏住民。
選挙では、自由主義を訴えるとともに、資本や設備、従業員数などが非常に少ない企業支援強化や新型コロナウイルスで家族を失った家庭への１万ソルの支給、社会福祉予算増額などを公約に掲げています。
一方、ペドロ・カスティジョ氏は小学校の教師で、労働組合活動家出身。
貧困層・地方・教員・自営業者に深く浸透、天然資源やエネルギー部門の国有化や経済への国家関与強化、公共事業による雇用創出、国内産業保護のための一部品目の輸入停止などを掲げています。
投票について？
コロナ感染の再拡大を防止するため、各投票所の最大入場者数は通常定員の30～50％。
一般市民は、DNI（身分証明書）番号の最後の数字ごとに投票時間を２時間ごとにずらして投票します。
また、それ以外の高齢者や障害者、妊婦など感染リスクの高い人には混雑の少ない午前７時から９時の来場を勧めている。
投票所でのマスク着用に加えて入場前の体温測定や手足の消毒・相手との距離（1.5ｍ以上）を保つ徹底、投票用のボールペン（青色インクペン）の持参を促している。
ペルーの方々。
どうかよく考えて、安心して過ごせる未来のために、未来を託せる人物に投票しましょう。
