ペルー料理のユニークな緑色スープ ❙ ソパ・メネストロン
ペルー料理の『Sopa menestrón(ソパ・メネストロン)』はイタリアのミネストローネをルーツに持つ興味深い料理の一つです。
通常のミネストローネがトマトベースの赤いスープであるのに対し、メネストロンはハーブを使用した緑色のスープとして知られています。
このユニークな色合いは、ほうれん草とバジルをピューレにしたものから生まれています。
特に、トマトを使わずにほうれん草とバジルを主要な風味として取り入れることで、独自の味わいが生まれています。
この緑色のスープは、新鮮でヘルシーなイメージを与え、ペルーの食文化に新しいアイデンティティをもたらしています。
具材のバリエーションのルーツ
19世紀半ばにペルーに到着したイタリア移民から伝わった料理でもあります。
イタリアの伝統的なスープ料理を継承しつつも、ペルーの地で利用可能な食材を活かし、独自の変化を生みだされたと言われています。
彼らはトマトやキャベツの代わりに、新しい風味をジャガイモや牛肉などの肉もスープに加え、新たな組み合わせを生み出しました。
メネストロンの魅力は具材のバリエーションにもあり、共通しているのはスープにパスタを入れることです。
今ではバラエティ豊なレシピで野菜や豆類などの肉、そしてパスタやお米などが組み合わさり、独自の味わいを出しています。
材 料
- 骨付き牛肉 300g
- ビーフブイヨン 1リットル
- じゃがいも 1個
- ユカ芋 1カップ
- 大根 1カップ
- ジャイアントコーン 1本
- グリーンピース 1カップ
- ライ豆 1カップ
- ニンジン 1/2個
- ベニバナインゲン 100g
- マカロニ 100g
- サラダ油 適量
≪バジルソース≫
- バジル 1束
- 紫タマネギ 1/2個
- ほうれん草 100g
- ニンニク 1片
- フレッシュチーズ 100g
- オリーブ油 適量
- 塩 少々
- コショウ 少々
作り方
【バジルソースのレシピ】
- フライパンにオリーブ油を熱し、紫タマネギとニンニクを加え、タマネギが透明になるまで炒めます。
- バジルとほうれん草を加え、軽く炒めたら器に移します。
- 炒めた野菜とフレッシュチーズを少量の水と一緒にミキサーにかけて滑らかなペースト状にします。
【スープのレシピ】
- 鍋に油を熱し、牛肉をお好みのサイズに切って入れ、色がつくまで焼きます。
- 牛スープ(ビーフブイヨン)を加えて1時間煮込みます。
(牛肉はお好みのサイズに切っておきます) - 野菜は食べやすい大きさに切り『野菜とグリンピース、ライ豆』を加え、鍋で10分茹でておきます。
- マカロニを加え、ミキサーで滑らかにしたバジルソースをスープに加え、塩とコショウで味を調整します。
- 器にスープと具材を綺麗に盛り付ければ完成です。
(お好みでバジルの葉やチーズなどをトッピングしてもおいしいです)