ジャガイモと肉の煮込み ❙ アサド・デ・レス・コン・プレ
この料理は、ペルーの料理文化におけるスペイン料理の影響を示していますが、ペルー固有の要素も含んでいます。
その名前はスペイン語の「Asado」肉を焼いたり煮たりする調理法を指し、「res」は牛肉となり意味し、「Pure」じゃがいものピューレと意味します。
特製のソースで風味づけされるこの料理は、ジャガイモと肉の相性が良いことで知られており、ペルーの家庭の食卓に必ずと言っていいほど欠かせない料理です。
アサド・デ・レス・コン・プレの特徴
肉のジューシーさとじゃがいものクリーミーさに、スパイスの効いた特性ソースが料理に深みを加えます。
肉とジャガイモのピューレとご飯と共に提供され、絶妙な組み合わせを楽しむことができます。
特製のソースには、オリーブオイル、酢、アヒ・パンカ(ペルーの唐辛子ペースト)などの調味料が含まれており、料理に深みと風味を加えます。
【 材 料(4人分)】
- 牛もも肉(かたまり) 1kg
- アヒ・パンカ(ペースト) 大さじ2
- 紫タマネギ(みじん切り) 1個
- トマト(ぶつ切) 4個
- ニンジン(みじん切り) 3本
- ニンニク(みじん切り) 大さじ1
- 蜂蜜 大さじ2
- 牛肉スープ(水) 1リットル
- オリーブ油 大さじ3
- 赤ワイン 1/4カップ
- 月桂樹の葉 2枚
- ローズマリー 1枝
- 乾燥オレガノ 適量
- クミン 適量
- コショウ お好みで
- 塩 お好みで
- 片栗粉
【 マッシュポテト 】
- 白いジャガイモ 3個
- 黄色いジャガイモ 2個
- バター 80グラム
- 生乳 必要量
- コショウ 適量
- 塩 お好みで
作り方
- ミキサーにトマトを入れ、ペースト状にします。
- 牛肉にフォークで数か所穴を開け、塩、こしょう、オリーブオイル大さじ1を加えてよくもみ込んで下味をつけます。
- 厚手の鍋を中火にかけ、大さじ2の油を熱し、牛肉の全面をこんがり焼き上げたら取り出しておきます。
- 同じ鍋に『タマネギ、にんにく、にんじん、塩、コショウ、クミン、アヒ・パンカ、トマトペースト』を加えて約8分間炒めます。
- 牛肉を鍋に戻し『赤ワイン、月桂樹の葉、ローズマリーの枝、乾燥オレガノ、蜂蜜』を加えます。
- お肉がスープに浸る程度に牛肉スープを注ぎ、鍋に蓋をして弱火で2時間、または牛肉が柔らかくなるまで煮ます。
(調理中は時々肉を裏返し、必要に応じて牛肉のスープを足してください) - 煮込んだ肉を鍋から取り出し、冷ましたら厚切りにスライスしておきます。
- 鍋に残ったソースに水で溶かした片栗粉を注ぎ、トロミを加えます。
(ローズマリーや月桂樹の葉はザルなどで取り出しておいてください) - 最後に、スライスした牛肉を鍋に戻し、ソースを上から注ぎながら少し煮込みます。
【 マッシュポテト 】
- 皮をむき切ったジャガイモを鍋に入れ、ジャガイモがかぶるくらいの水を加えて、大さじ1杯の塩を入れます。
(ジャガイモを柔らかくするまで約10分程度煮ます) - 熱いうちにジャガイモを潰すか、電動ミキサーや手動ミキサーを使用して滑らかにします。
- 少し塩で味付けし、バターを加え、牛乳を少しずつ加え、好みの質感になるまで混ぜたら完成です。
【 盛り付け 】
- ご飯と共にじゃがいものピューレをお皿に盛り、その上に調理した牛肉をのせます。
- スパイシーで風味豊かなソースをかけ、パクチーやクラントロの葉を盛り付ければ完成です。
※サルサ・クリオーヤなどトッピングしても美味しくいただけます。
サルサ・クリオージャはラテンアメリカなどでよく使われている野菜ソース。