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日本とも関わりの深いペルーでの日々の生活や料理など

コロッケのようなペルー料理 ❙ パパ・レジェーナ

 

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 味豊かなペルー料理の一つである『Papa rellena(パパ・レジェーナ)』は、ジャガイモを使用した美味しい料理です。
パパ・レジェーナの魅力は、ジャガイモのもちもちとした食感と味付けされたお肉との絶妙な組み合わせにあります。
ジャガイモはペルーが誇る食材であり、そのバラエティ豊かな品種が様々な料理で愛されています。

サクサクとした外皮に包まれた肉の香ばしさがジャガイモと一体となり、コロッケのような親しみのある味わいを生み出しています。
この料理はペルーのストリートフードとしても人気があります。

 パパ・レジェーナの歴史

パパ・レジェーナは、ペルーの歴史に深く根ざした料理で、その起源は1879年に勃発した太平洋戦争まで遡ります。
戦争中、兵士たちは手軽に食べるためにパパ・レジェーナを生み出しました。
お肉をジャガイモで包み、それを布でくるんで持ち歩くことで、兵士たちは戦地での厳しい状況下でもエネルギーを補給できるため、手軽に食べられる特性から兵士たちが生み出したこの料理は、その後もペルーの食文化に根付いた料理となります。

 

 材 料(4個分)

  • 牛ひき肉           100g
  • じゃがいも              3個
  • タマネギ             1/2個
  • にんにく          1かけ
  • 溶き卵           1個
  • ゆで卵(ウズラ)      4個
  • レーズン          25g
  • ブラックオリーブ      10g

  ≪ 調味料 ≫

  • アヒ・パンカ          大1/2
  • トマトペースト     大さじ1と1/2
  • ビーフコンソメ       適量
  • お水           1/4カップ
  • 塩・コショウ        適量  
  • クミン          小さじ1/3
  • コリアンダー       小さじ1/3
  • 薄力粉           適量
  • サラダ油

  ≪ 付け合わせ ≫

  • サルサ・クリオージャ
  • サルサ・デ・アヒ

 り方

  1. じゃがいもは皮をむいて一口大に切り、水にさらして水気を切ります。
  2. タマネギとニンニクはみじん切りにし、ブラックオリーブを約0.5cm幅に切っておきます。
    (レーズンには熱湯をかけ、水分を切っておきます)
  3. 鍋にじゃがいもを入れ、煮立ったら弱火にしてじゃがいもが柔らかくなるまで約10分ほどゆで、水気を切り熱いうちに容器に入れてつぶします。
  4. 『塩、こしょう、薄力粉』を加えて混ぜ、マッシュポテトをつくります。
  5. フライパンにサラダ油とニンニクを入れ、弱火で熱し、香りが立ったら『牛ひき肉、タマネギ、塩』ひとつまみを加え、肉の色が変わるまで炒めます。
  6. タマネギが透明になってきたら、『アヒ・パンカ、トマトペースト、コショウ、クミン、コリアンダー、オレガノ』を加え、さらによく炒めます。
  7. 『レーズン、ブラックオリーブ、ビーフコンソメ(お水)を加えて味を調整します。
  8. マッシュポテトを手に取り、一度丁寧に丸め、それを手のひらに乗せて広げます。
  9. 『ひき肉、ゆで卵、ブラックオリーブ』をそれぞれ1/4量ずつのせ、ラグビーボールの形になるように整えます。
    (手を汚したくない方にはサランラップを使用してください)
  10. フライパンにサラダ油を底から2〜3cmほど入れて、170℃に熱し、全体がきつね色になるまで上下を返しながら約4分ほど揚げたら完成です。