ペルー伝統的な食 ❙ パパ・アラ・ワンカイーナ
ペルーを含むアンデス地域は、ジャガイモの起源地としても知られており、数千年にわたる歳月をかけて徐々に品種改良が行われてきました。実際、ジャガイモの品種は3,000種類を超えると言われています。
19世紀には、中央鉄道の建設が進む中、ワンカヨ地域で労働者向けの食事としてこの料理が生まれたとされています。
こうしたアンデス原産のジャガイモを使用した料理『Papa a la Huancaina=パパ・アラ・ワンカイーナ』をご紹介します。
この料理の味と特徴は?
ペルー料理の一つで、じゃがいもを主な材料とした料理です。
クリーミーな味わいを持つ一品で、じゃがいもを茹で輪切りに『アヒ・アマリーヨやアヒ・ミラソルといった辛い唐辛子』を使ったペーストを混ぜ込んで作られます。
これに他の材料として『チーズ、レモン汁、ニンニク、タマネギ』など、そして一般的にはクラッカーを加えて調味されます。
クリーミーな味わいは『じゃがいも、チーズ、ミルク』の組み合わせによるものです。
じゃがいもの存在感が際立ち、ふんわりとした食感と甘みがソースのベースとなる「チーズとミルク」の風味と絶妙なバランスを生み出しています。
また、自然な風味が料理全体に深みを与えている一品となります。
【 材 料(4 人分)】
- ジャガイモ 4個
- レタス 2枚
【 ワンカイーナ ソース 】
- フレッシュチーズ 200g
- クラッカー 100g
- エバーミルク 1カップ
- イエローホットペッパー 大さじ2
- サラダ油 少量
- 塩 適量
作り方
- しっかり洗ったジャガイモを皮ごと茹でて、鍋から取り出して冷やします。
- 皮をむいて約1cmほどの厚さで輪切りに切っておきます。
- フレッシュチーズ 、クラッカー、牛乳、アヒ・アマリージョのペースト、サラダ油、適量の塩を加えて全てをミキサーにかけます。
(塩とアヒ・アマリージョのペーストの量は、お好みに合わせて調整してください) - お皿にジャガイモの輪切りと一緒にレタスを添え、上からワンカイーナソースをかけます。
- 最後に切ったゆで卵とブラックオリーブを添えれば完成です。