唐辛子の肉詰め料理 ❙ ロコト・レジェーノ
ペルー南部アレキパの代表的な料理の一つで、Rocoto(ロコト)とはペルーアンデス地帯で栽培される唐辛子の一種となり、Relleno(レジェーノ)は詰め込むと意味となります。
見た目はパプリカに見えますがとても辛い唐辛子となります。
ピーマンの肉詰めのように中に細かく切った牛肉と野菜、レーズンなどをロコトに入れてオーブンで焼いた『ロコト・レジェ―ノ』という料理となります。
ロコトの深みのあるお味と舌にしばらく残る辛み、たっぷり入ったチーズやひき肉との相性が抜群の一品です。
唐辛子ロコトとは?
ペルーやボリビアを中心に、中南米で様々な料理に用いられている唐辛子の一種となります。
標高1500〜2000メートルのアンデス高地で栽培されており、色は『赤、オレンジ、黄色』の3色あり、特に赤いロコトが好まれています。
ロコトは丸い形状をしており、リンゴやパプリカの用に見えますがとても辛いトウガラシです。
ロコト(Rocoto)は部位によって辛さが違う
- 辛味が弱いのは外皮の部分。
- そして、種を支える白いワタの部分。
- 最も辛いのが種となります。
辛さを表すスコヴィル値では、鷹の爪が『30,000〜50,000』ですがロコトの辛さは『50,000〜300,000』となりますので、とても辛い唐辛子ですね。
スコヴィル値とは?
『唐辛子の辛さを計る『スコヴィル値』はトウガラシに含まれるカプサイシンという辛味の割合を測定したもので、正式にはスコヴィル辛味単位(Scoville heat units/通称:SHU)と呼ばれています』
【 材 料(4個分)】
- ロコト(唐辛子) 4個
- 牛肉 250g
- 紫タマネギ 1/2個分
- ニンニク(おろし) 大さじ1/2
- アヒ・パンカ 大さじ3
- ライム 1個
- オレガノ 適量
- ピーナツパウダー 25g
- レーズン 20g
- 卵 3個
- モッツァレラチーズ 4枚
- 砂糖 適量
- アニス 適量
- 牛乳 250ml
- 水 125ml
- 塩コショウ 適量
作り方
【ロコトの下処理】
- ロコトのヘタを切り、スプーンなどで中身の(種・白いワタ)ごと下処理します。
- 水でロコトとヘタの中をよく洗う。
- 中に砂糖を入れ、水で洗った後にライム汁を加える。
(砂糖=1個にスープン一杯ていど) - 沸騰した湯に塩スープ2を加え、ヘタを入れて4~5分茹でる。
(注意=茹ですぎるとロコトの皮が破れてしまいます)
【ロコトの肉詰め】
- フライパンに油を敷き、ニンニク、みじん切りにした紫タマネギを入れ透明なるまで炒める。
- アヒ・パンカ(3杯)、牛ひき肉、オレガノ(2つまみ)、コショウ(2つまみ)、塩(4つまみ)、ビーナッツバター、レーズン、刻んだゆで卵』を加え良く炒める。
- 耐熱皿に入れ、ロコトに具を詰め、モッツァレラチーズをのせヘタでふたをする。
- ボウルに卵を割り入れ『牛乳、アニス(2つまみ)、水』を混ぜて塩を2つまみ加えて混ぜる。
- 耐熱皿に入れ、上からソース(3)をたっぷりかけて余熱なし200℃のオーブンで20分ていど焼けば完成です。