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日本とも関わりの深いペルーでの日々の生活や料理など

アマゾン地帯の食 ❙ 植物の葉に包んだフアネ

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 ルーアマゾン地帯で食べられる基本的な食材は青バナナのフライ、淡水魚のフライやセシナ(薫製した豚肉)などが代表的な食べ物となります。
そして、茹て作られるフアネ料理も代表的な料理となります。

鶏肉、オリーブの実、お米、調味料の食材で調理されており、もともとの材料には『ユカイモ、魚、野生の鳥の卵』などが用いられていました。
フアネ(Juane)は6月24日の祭日に必ず食べられている料理のひとつ。
また、アマゾン地域で催されるサン・フアンの祭りではフアネが主要な一品とされています。

 Juane『フアネ』

それほど、美味しい料理ではないですが日本で言うお赤飯な感じで、おめでたい料理となります。

スパイシーな味つけした『ご飯、鶏肉、ゆで卵、オリーブ』を『クミン、ターメリック、ニンニク』などの香辛料を効かせ、ご飯の中に具を詰めこみビハオというアマゾン植物の葉に包んで茹てつくります。

※ リマでも食べられます。

他にもフアネの中の具には『ひき肉や淡水魚』などがあります。
トッピングソースには、アマゾン地帯でよく食べられている唐辛子『キダチトウガラシア』を使った、Aji Charapita(アヒ・チャラピータ)となります。

興味がある方は、一度食べてみてはどうでしょうか。

 

【 材 料(2人分)】
  • 骨付き鶏もも肉(雌鳥)    2本
  • オリーブの実         4個
  • ゆで卵            1個
  • ビハオの葉(バナナの葉)   4枚
  • ニンニク          大さじ2
  • タマネギ            1/2個
  • クミン                        適量
  • クラントロ              少々
  • ターメリック                 小さじ1/2
  • ローリエ             1枚
  • 塩コショウ              適量
  • 植物油             大さじ2
  • ご飯(タイ米)                    2杯
 

 【 だし汁

  • 鶏がらスープの素           小さじ4
  • 水              600ml

 作り方

  1. 水の入った鍋に塩を入れ、鶏もも肉(雌鶏)を45分ていど茹でる。
  2. 火を止め、鶏肉を取り出し、鶏の茹で汁(スープ)を取っておきます。
    (2人前だとだしが出ないので鶏がらの素を使った方がおすすめです)
  3. 鍋にサラダ油を入れニンニクとタマネギを炒め、『塩コショウ、クミン、ターメリック、ローリエ』を加える。
  4. 鶏肉を入れてよく炒め、茹で汁を入れ15分ていど煮る。
  5. 鶏肉をいったん取り出し、お米を鍋に入れて炊き込みご飯をつくります。
  6. ご飯が炊きあがったらクラントロを加えてさっと混ぜ、お皿に広げて冷ます。
  7. ご飯(具)を包むためのビハオの葉(バナナの葉)を4枚用意し、葉の上にご飯と鶏もも肉、茹で卵とブラックオリーブを乗せて全体を丸く包み、葉の上部をきつく縛る。
  8. 沸騰したお湯に入れて30分茹でれば完成です。