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日本とも関わりの深いペルーでの日々の生活や料理など

アマゾン地域で味わう ❙ アヒ・デ・ココナ

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 ルーのアマゾン地帯は、その豊かな自然と多様な食材で広く知られています。
この地域の料理において特に重要な存在であるのが、『Ají de Cocona(アヒ・デ・ココナ)』と呼ばれるソースです。

Ají de Coconaは、その特有の辛味とフルーティーな風味で名高く、魚やシーフード料理、またはグリルされた肉との相性が抜群です。
ペルーのアマゾン地帯を訪れる際には、地元の食文化を体験する一環として、ぜひココナフルーツを試してみてください。

 アヒ・デ・ココナとは?

アヒ・デ・ココナとは、アマゾン地帯特有のフルーツである「Cocona」と呼ばれる特定の果物を使用して作られるソースを指します。
このソースは、少しの辛味と爽やかな酸味が特徴であり、様々な料理にアクセントを加えます。

アマゾン料理の一つで地元の食文化に深く根付いており、特にアマゾン地域の定番ソースとなります。
Cocona果肉を使用した少しピリ辛ソースは、その風味の独自性と酸味が特徴で、淡水魚や肉料理に添えられることが一般的です。

「ココナ」フルーツとは?

アマゾン地域のフルーツであるココナ(Cocona)は、南アメリカ原産の植物から得られる果物です。
ペルーではアマゾンの熱帯地域、主にウカヤリ、アマゾナス、ロレト、サンマルティンの各県で生育する柑橘類として知られています。

この果物はアマゾン(トマト)としても知られており、赤みがかかったものや黄色がかかったものがあります。
その味はオレンジよりも強い酸味があり、生食も可能ですが一般的には調理に用いられます。

ココナは糖分が発生しないため、かじってもあまり甘さを感じません。
しかし、わずかな塩を加えることで魅了される独特の味わいが生まれます。
このフルーツは『ソース、サラダ、ジャム、ジュース』など、さまざまな料理に加工されることがあります。

【栄養価】
炭水化物、鉄、ビタミンC、ビタミンB5、ビタミンB12、カルシウムなどを含む、とても栄養価の高いフルーツです。
ペルーアマゾン地域では、ココナは地元の伝統的な料理に広く使用され、そのユニークな味わいと栄養価から、アマゾン料理に欠かせない調味料でもあります。

 

【材 料】
  • 果物ココナ          1個
  • 紫タマネギ          1個
  • アヒ・チャラピータ      8個
  • クラントロ葉         2枚   
  • ライム果実          3個
  • 塩とコショウ           適量

※ ニンニクや酢を入れることでさっぱりとした味わいになります。

 

【 作り方 】
  1. ココナを丁寧に洗い、皮と種を取り除いてさいの目切りにしておきます。
  2. 紫タマネギをみじん切りにし、クラントロ葉も同様にみじん切りにします。
  3. アヒ・チャラピータを包丁で潰し、それをみじん切りにします。
  4. 切ったココナ、紫タマネギ、クラントロ葉、アヒ・チャラピータをボウルに入れます。
  5. ライム果実を絞り入れ、全体をよく混ぜ合わせます。
  6. 塩とコショウで味を調整し、好みに合わせて味を調整すれば完成です。

 とめ

アマゾンの熱帯地域は豊かな自然環境と独自の文化がこの地域を特徴づけています。
地元の食材や伝統的な調理法が料理に反映され、その結果、美味しさと多様性が際立っています。
ペルーのジャングル地域の料理は、土地ならではの素材や文化が巧みに取り入れられ、地元の住民や観光客にとっては興味深い味覚の冒険を提供しています。