ペルー風の刺身とソース料理 ❙ ティラディトス
代表的なイタリア料理の一つ『生の牛ヒレ肉を薄切りに、その上からチーズやオリーブオイル』などをかけた料理を生魚を刺身のようにカットし、カルパッチョに似たスパイシーなソースを添えたペルー風にアレンジした料理となります。
日本においては、カルパッチョといえば『マグロ、カツオ、サーモン』の刺身を使った和風カルパッチョを想像しますが、ペルーでは『ヒラメや白身魚』を使って調理されています。
ペルー料理の生魚をレモン汁でマリネしたレシピと日本料理の『刺身のように切り身』の調理法で作られるアレンジ料理でもあり、日系料理とも呼ばれています。
『Tiraditos=ティラディトス』の種類も『トウガラシやブラックオリーブ』などのソースをかけてスパイシーに仕上げたピリッとした刺激が食欲をそそぐ一皿となります。
今回は、黄色いトウガラシで作られるティラディトスを紹介します。
主に使われている魚は?
『Corvina=コルビナ』『Lenguado=レングアド』『Pejerrey=ペヘレイ』となります。
【 コルビナ 】
スズキ目ニベ科の魚となり『シログチ』に近い魚となります。
【 シタビラメ 】
カレイ目ササウシノシタ科とウシノシタ科となり『アカシタビラメやクロウシノシタ』に近い魚となります。
【 ペヘレイ 】
スズキ目トウゴロウイワシ科の淡水魚となり、白身で『サヨリやキス』に近い魚となります。
レチェ・デ・ティーグレ(レシピ)
- ライム果汁 200ml
- 魚のだし汁(水) 100ml
- 紫タマネギ 1/4個
- セロリ 1/4個
- 白身魚 80g
【作り方】
- ミキサーに『白身魚、紫タマネギ、セロリ、ライム果汁、魚のだし汁』を入れ1分程度ミキサーにかける。
- ボールの上に、こしき器をセットし、(1)汁を裏ごしたら完成です。
材 料(2人分)
- ヒラメ(そぎ切り) 400g
- ジャイアントコーン(実) 1個
- サツマイモ 1/2個
- ライム果汁 5個
- アヒ・アマリージョ 大さじ3
- アヒ・リモ 1/2個
- クラントロの葉 適量
- 塩 適量
作り方
- ヒラメを『そぎ切り』にカットし、冷蔵庫で冷やしておきます。
※「そぎ切りは包丁を斜めにしてそぐように切る方法です。
断面を広く、薄く切るので、食感や味を染み込ませるのに生かすことができます」 - 容器(ボウル)に『アヒ・アマリージョ(ペースト)、アヒ・リモ(みじん切り、種なし) 、ヒラメ(白身魚)、クラントロ(みじん切り)、氷』を加えて混ぜ合わせます。
- カルパッチョのようにマリネした(2)を盛り付け、ジャイアントコーンとサツマイモを加えば完成です。
※ 唐辛子は『アヒ・アマリージョやロコト』などのソースがあり、ライム果実の変わりに『虎のミルク』を入れることでコク深い味わいになります。
≪ソースの目安は、トウガラシ(大さじ3)のライム果実(大さじ2)程度となります≫