クリスマスの食卓を彩るペルー料理 ❙ パボ・レジェーノ
ペルーのクリスマスで楽しまれる料理の一つが『Pavo Relleno(パボ・レジェーノ)』です。
この料理の名前はスペイン語で「詰められた七面鳥」を意味し、クリスマスの食卓を華やかに彩ります。
通常は七面鳥にさまざまな具材が詰められ、お肉や干しブドウなどが使われ、風味豊かでユニークな味わいが生まれます。
七面鳥の白身は柔らかく、脂肪分が少ない特徴があります。
そのため、通常は脂肪分の多い他の食材と組み合わせて調理され、バランスのとれた美味しさを楽しむことができます。
ペルーのクリスマスでは、家庭ごとに独自のレシピやアレンジが楽しまれています。
材 料
- 七面鳥 7kg
- 水 5リットル
- 塩 500g
【 味付けソース 】
- アヒ・パンカ 大さじ5
- にんにく(みじん切り) 5片
- アヒ・アマリージョ(ペースト) 大さじ3
- クミン 大さじ1
- オレガノ 大さじ1
- 白ワイン 1/2カップ
- 醬油 大さじ5
- 塩 適量
- 黒コショウ 適量
- バター 大さじ3
【 詰め物の具 】
- 牛ロース肉(ぶつ切り) 400g
- 紫タマネギ(みじん切り) 1個
- りんご(角切り) 2個
- 干しブドウ 80g
- ピーカンナッツ 80g
- アヒ・アマリージョ(みじん切り) 1本
- アヒ・パンカ(ペースト) 大さじ2
- ニンニク(みじん切り) 大さじ1
- 植物油 大さじ4
- 塩 適量
- 黒コショウ 適量
作り方
【 下処理 】
- 冷凍の七面鳥を袋ごとトレーに乗せ、解凍する。
- 容器に水と塩を入れ、その中に七面鳥を約4時間漬けてください。
(全体が十分に浸からない場合は、水を追加してください) - 七面鳥を取り出し、ペーパータオルなどで水気をしっかりと拭きとります。
- ボウルに『アヒ・パンカ、ニンニク、塩』を加え、よく混ぜ合わせる。
【 具詰め/焼き 】
- トレーに乗せた七面鳥の表面にソースをかけ、皮の内側に指を入れて味をしっかり染み込ませます。
- その後、七面鳥をサランラップで覆い、8時間置いておきます。
- 熱した油に『牛肉、塩、黒コショウ』を加え、炒めたら一旦取り出しておきます。
- フライパンに『紫タマネギ、アヒ・アマリージョ、ニンニク、アヒ・パンカ』を加え、約3分炒めます。
- 炒めた牛肉と『りんご、干しブドウ、ピーカンナッツ』を加え、混ぜながら炒めます。
- この具を七面鳥のお腹に詰め、足をクロスさせて紐で縛ります。
- 表面に調味油を塗り、全体をアルミホイルで覆います。
- 予熱した180°のオーブンに入れ、2時間加熱します。
- オーブンから取り出し、ソースにバターを加えて表面に塗り、オーブンの温度を200°に上げ、約30分焼きます。
(焼き色がつくまで3回ほど汁をかけ、竹串を刺して透明の汁が出れば焼き上がりです) - こんがり焼けた七面鳥を取り出し、お皿に盛り付ければ完成です。